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第10回情報通信学会論文賞


第10回論文賞に下記の論文が選定され、第26回学会大会総会において表彰状と副賞が贈呈されました。

優秀賞

 「ネットワーク組織における信頼行動形成要因についてのパスモデル構築」

                                  沼田秀穂、福田豊 

                      (学会誌第26巻第3号№88 2008年12月発行

授賞理由 

本論文は、コンピュータを媒介としたコミュニケーション(CMC)としてのメーリングリストが、企業のR&D活動の中で効果的に利用される環境を、定量的分析を通じて抽出しています。主に、クラスター分析とパス解析を使って、企業の遠隔地に分散するメンバー内の発信者間の関係を分析しています。その結果、問題を提示し、かつ、信頼行動の高いメンバーの存在が、メーリングリスト内の議論の深化に貢献していることが明らかにされました。 
この論文の評価される点として、

①コミュニケーションの成果をこれまで行われてきた定性的分析ではなく、複数の手法で定量的に検証していること

②既存研究を整理し、本研究との関係を明確にしていること

③ネットワーク構造分析から、実際のマネジメントへのインプリケーションを提言していること

が挙げられます。問題意識と分析手法の点からも完成度の高い論文であり、優秀賞に値すると評価されました。